最近、うれしかったこと



2007年4月7日Tue.
(画像は少し改装した「デザイン商店街」のトップページです)

 河上屋には通販のコーナーがあります。代理店やプロダクションからのお仕事依頼ばかりじゃなくて個人の方ともデザインの接点が持ちたかったからです。

 通販のコーナーは「デザイン商店街」というのですが、お客さまがワンサカご来店くださるかは内緒のコラムですから正直に白状しますと、実はあまり芳しくありません(涙)。原因はサイト自体のデザインもあるでしょうし、もしかしたらこのお店達には買いたいものが無いのかも知れません。さらにこのサイトを多くの人が知っているかどうかもわかりません。(どうやったらたくさんの皆さんに見ていただけるか方法がわからないんです・・・)

 そんな落胆の日々なのですが、先月末この商店街に改装後初めてのお客さまがいらっしゃいました。男性の方です。ご注文されたのは「きっずハローカード(子供名刺)」です。ママさんとキッズのためにパパさんが注文してプレゼントされるのでしょうか?注文が来た時はやっとネットで個人のお客さまとつながりが出来たようで舞い上がるほどうれしかったです。

 商品を発送して数日後入金していただき、その際、お客さまに要望等がありましたらとメールでおたずねしたところ「また今度たのみます」とのコメントを頂き、ホッとしているところです。

 今後も、もっともっと「デザイン商店街」を通じていろんな多くのお客さまとコミュニケーションをしてみたいですね。そのためにももっと魅力的な商品を取り揃えて多くの人にこのお店を見てもらえるようにしないと・・などと考えています。

 このコラムを偶然検索で訪れた方は河上屋「デザイン商店街」、是非のぞいてみてくださいね。




負けても 負けても



2007年4月12日Thu.
(写真は当工房の入口に掲げてある小さな看板です。)

 いっせい地方選挙とやらが終わりましたが、ほとんどが与党やら野党第一党ばっかり勝ってあらかた予想はしていましたが面白味のない結果だったな〜と思いました。

 新聞やテレビで「やれどこそこの政党が躍進した」だの「大物知事が再選した」だの大騒ぎですが、その中に隠れて何度も何度も挑戦し続けて負けてばっかりのあの政党・・・打たれ強いですね。選挙中は住民や国民の要求をくみあげ公約に掲げ、本気で勝つと信じて戦うけどあっけなく負けてしまう・・・。普通ならここでへこたれてしまうところですが、当選目指してずっと頑張っているなんてほんと感心しちゃいますよ。

 商売でも凄い人たちがワンサカいます。自営業の皆さんは売り上げの浮き沈みにも負けず、ダメならちょっと違う方向での商売を考えてみたり少々つまづいたくらいでは「や〜めた」なんて弱音を吐きません。私の周りの皆さんも頑張って食らいついています。

 私の場合はどうでしょう・・・。ちょっと受注が少なくなると「この先この商売で大丈夫かな」とか、「あ〜もうだめかな〜」なんて弱気になってしまいます。負けても巻き返そうって根性が足りないようです。

 そう思う反面、我が家の子供の成長をまだまだいつも見ていたいし、子供達には親の仕事を間近で見せることによって働くことの大切さやお金の大切さを肌で感じて欲しいので出来るならば自営業、続けていたいんです。(すっごく勝手な奴ですね)

 カミサンや子供達と一緒に仲良く楽しい暮らしをずっと続けるためにも「負けても負けても頑張ろう精神」を身に着けなくてはいけませんね。

 あ、自営業続けたいっていうこと、安定した会社勤めを望むカミサンには内緒です。(笑)




夢の足し算 夢の引き算



2007年4月10日Tue.
イラストは本文とは無関係です(兵器じゃなく宅配ロボです)。

 頻繁に我が家に送られてくる子供への通信教育のDM。最初はスルーだった上の子が突如として「これやってみたい」と言い出しました。見てみると英語の通信教育講座。

 私のふがいない仕事の成果ながら少ない収入でも、極力我が子には可能性を伸ばすために、やりたがっている習い事をいくつかさせていますがこいつが増えると家計にはまたまた負担増。

 今でも友達と遊ぶ時間優先で習い事が二の次(笑)になっているのにどうやって時間を作るんだと問うたところ自分で何やら熱心に学校から帰宅後の時間割を作って私に見せてきました。

 どうみてもこれは実現不可能だぞ!と心の中でつっこみつつも熱意をくんで、次はやりたい理由を問うたところ「外国に旅行に行ったときにそこの人と話せるように」・・・だそうだ。

 海外旅行か・・・私でも10数年前社員旅行と新婚旅行の時にしか行ってないのに・・・(今は絶対に行けない)。我が子の大いなる夢に完敗・・いや乾杯!

 子供の頃って夢は足し算でどんどん広がりますね。我が子にはその足し算をいつまでも忘れずに続けていって欲しいです。

 それに引き替え私の方はといったら「これは出来ない」「絶対無理」とか言って夢の引き算。だんだん抱いてきた夢がしぼんでいるようです。・・・いやいや、我が子の夢をかなえるお手伝いをするためにもまだまだしょぼくれてはいられませんね。元気が取り柄の我が子からパワーを少し分けてもらっておやじも頑張ります、いろいろと。




どれみふぁそらふぁみっれっど〜



2007年3月7日Wed.
 2才4ヶ月になる我が子とテレビを見ていた時、某音楽教室のCMが始まりました。「ドレミファソ〜」「ドレミファソ〜」「ドレミファソラファミレド〜」これを見て我が子はいきなりテレビに駆け寄りそして画面を指さして「これやってみたい」と言いました。

 内容は皆さんご存じだと思いますが、ピアノの先生のあとに続き数人の子供達が可愛らしく音階で歌っているCMです。なんだか「すずめの学校」の子すずめ達が先生に鳴き方を一生懸命楽しく習っているみたいで大人の私もつい見てしまうのです。

 広告デザイン業のはしくれとして斜に構えて時々CMを見るクセから小さな子に「やってみたい」と言わせたCMディレクターに「おみごと」と心の中で拍手を送ると同時に「してやられた〜」と地団駄を踏んでしまいました。(映像で競っているわけではないのに変な奴です・・・笑)

 登場する小さな野菜や果物のキャラクターも可愛らしくてもうお手上げ状態です。広告業のプロの方達は視聴者に「やってみたい」と思わせるためにあの手この手を駆使しCMを作っているのですから「我が子のリアクション」や「私のお手上げ状態」はまさに「相手の思うつぼ」。人を騙すわけではありませんが売りたいサービスや商品の良いところを的確に見せられるデザインが「自分にも出来れば良いな」なんて思いました。

 我が子はその後、何事もなかったように駄々をこねるでもなくまたいつものアニメ鑑賞に戻りました。ちょっとホッとしています。なぜって???あの教室、地元にもありますが我が家の家計にとってはちょっと月謝が高いんですよ・・・。




あとどのくらいで出来ますか?



2007年1月18日Thu.
 「あとどのくらいで出来ますか?」デザイナーを14年近くやってきていまだに私にとって苦手な質問です。

 なんにしてもお仕事にはたいがい締め切りがありますが、その間際には時々はらはらすることがあります。

 お仕事が順調に進行し、余裕でラフ提出や入稿が出来る場合はなんら問題がないのですが、いくら頑張っても予定通りに終わりそうにない場合は生きた心地がしません。そんな時はまず「申し訳ありません。予定時間を少しオーバーするかもしれません」という旨の連絡を代理店やプロダクションの担当者さんにいれます。その際、必ずきかれるのは「あとどのくらいかかりますか?」と言う当たり前の言葉。たいがいの人なら「そうですね、あと1時間いただけますか」とかスマートに返答するところでしょうけど、私の場合は今やっている仕事があとどのくらいの時間を要するか悲しいことに読めないんです。(涙)

 それでも担当者さんはクライアントにだいたいの時間を伝えなくてはならないので「おおざっぱで良いですから教えて下さい」と私にきいてきます。いい加減な言動は避けたいのですが「どうしても教えて欲しい」と懇願されるとしぶしぶ「スミマセン、あと2時間くらいでしょうか」と適当な時間を告げ、こうしてはいられぬとフル稼動で仕事の続きを進めていきます。

 (こうやって必死に急いでいるときに限ってデータの途中保存を忘れてフリーズさせてしまったり、折角作った前のデータをコピーを取らずに作り替えてしまったりと、泣きたくなるような失敗をやらかしたりしてしまうんですよ、私の場合・・・)

 で、2時間後、まだ終わってなかったりしたときは冷汗モノです(涙)。担当者さんに謝りの電話を入れつつ手は黙々とマウスをカチカチ、キーボードをパシパシ、心臓はドキドキ・・・。すったもんだの末、ようやくデータを仕上げメールで送ったときに虚脱感と申し訳なさが自分に襲いかかります。 (充実感なんて言おうモノなら張り倒されますね)

 こんなことを書くともうあいつには危なくて仕事は頼めない!なんて言われちゃいそうですけど、締め切りを落としてしまうのは幸い本当に希なケース(?!)です。締め切り間際のドタバタは精神的に気持ちの良いモノではないですし、お客さんに対しても迷惑がかかります。さらにプロとして失格なことなので、そうならぬように早め早めに終わらせるよう極力心掛けるようにしています。




2007年 明けましておめでとうございます!!



2007年1月5日Fri.
 昨年から勝手に始めました内緒のコラム、内緒で読んでいただいた方ありがとうございました。性懲りもなく内緒のこのスペースで愚痴、うんちく、弱音(笑)、悪口??等々ぐだぐだとほざいてみたいと思いますので今年もおつきあいいただければ幸いです。

 さて当方の2007年ですが、いつの間にやら年が明けてしまいました。

 理由は年末年始関係なくありがたいことにお仕事をしていたからです。以前は年末年始のテレビに出ている芸能人のように大半のみんなが休んでいるときに仕事をしているのって「なんだかかっこいいな」なんて憧れていましたがいざ本当に仕事をしてみると正月って気分が出てこなくて気持ちの区切りが無く変な感じです。

 まぁ無駄な時間つぶしとしか思えないような年末年始のくだらないテレビを見て過ごすよりは収入を生み出す時間の有効利用が出来たのでそれはそれで良かったかなと思います。(そうは言っても元来テレビ人間なので食事や炊事の合間には新春特番のテレビ観てましたけど・・・苦笑)

 お話変わって、冒頭の画像の文字ですが当工房が取引会社様へお送りした年賀状のデザインの一部です。見る人が見ると、「あれぇ?これってパクリじゃん!」とか「どっかで見たことあるなぁ、なんか懐かしい!」とか思う人がきっといると思います。そう、このタイプライターのような文字を赤マジックで消して打ち直すという手法は私の大好きなオフコースの「LIVE」というアルバムデザインのパクリです。年末激務だったため年賀状どころではなく、文頭でお話ししたとおりあれよあれよと年を越してしまい慌てて作ったものですからちょっとシンプルなものになってしまいました。

 だからというわけではありませんが今年はちょっと肩の力を抜いて(手を抜くのではありませんよ・・笑)遊びの要素を取り入れたものにも取り組んでみたいと思います。

 今年の当工房の目標としましては何をしていくかはまだ見えてきませんが、いずれにせよ正念場の年であることは間違いないので、今まで以上にたくさんの人々と出会い丁寧に斬新で面白いデザインを作っていけたらと思っております。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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