蟹工船の文庫本の表紙ってかっこええなぁ



2008年6月30日 Mon.
(人間の世界もノホホンと生きられるといいのにニャ〜)

 なにやら巷ではワーキングプアや非正規労働者の急増に伴い小林多喜二の小説「蟹工船」がとっても売れているらしいです。しかも若い人達の間で・・・。

 かなり古い小説だしプロレタリア文学なんてちょっと取っつきにくそうなジャンルであるにも関わらず大ブレイク!な作品になっています。

 今頃ナゼって半信半疑だったのですが、ワタシも近所の書店で見つけましたよ。新聞やテレビで報道されているとおりの平積み状態ではなかったのですが、通路のショーウインドウにでかでかと「イチオシ!の書」ってかんじでディスプレイされていてブームは本当だったんだとあらためてビックリ。

 朱と黒の表紙のデザインもかっこいいですね!なにやら初版本の復刻らしいのですが港湾地区の工場のシルエットと蟹工船、小林多喜二という文字のレタリング。レトロを通り越してシンプルなデザインと色のコントラストがイカしてますよ。

 多喜二さんの昭和初期の過酷な労働の風景を描写した小説の内容に共感しての売れ行きもあるでしょうけど、この表紙のデザインも所有欲をそそりますよ(持ってるだけで何だかカッコイイ!みたいな)。かなりの割合で売り上げにも貢献しているのではないでしょうか?

 ワタシはと言えばすでに学生の頃、地味な表紙バージョンの頃の文庫本を買ってしまっている(しかし党生活者を読み、蟹工船は読んでない)ので購入の必要はないのですが、この表紙を見たらCDの「ジャケ買い」ではなく「表紙買い」してしまいそうです。そのくらいカッコイイ!

 今まで書店の片隅にあるか無いかわからないくらいマイナーな作品だっただけに、この「蟹工船」ブームちょっと正直意外でした。今の日本、正社員になれず一度あぶれてしまったら、どんなに頑張っても非正規労働者を続けざるを得ない現状と作品の内容とがシンクロして共感を得ているのでしょう。それだけせっぱ詰まった時代なんですよ、今の日本は。

 ワタシも本業では生活費が足りず、時々短期でアルバイトをするのですが、パンを焼く鉄板の熱、餅米を蒸す蒸気の熱さ、製品の仕分けで重い台車を押しまくったり、倉庫内の荷物運びのための各倉庫間の移動で薄暗い室内灯だけのトラックの荷台に乗せられたり(これは違法行為らしい)、一歩間違えば軽いけがや火傷では済まない経験をしてきました。だからこそちょっとだけ気持ちが分かりますよ。

 そんな辛くて苦しい思いもしましたが、ワタシの場合はそれでも長く続いても3〜4日には解放されるのでなんとか続けられましたが、これが毎日だと絶対に耐えられないです、情けない話が・・・。こういったお仕事ばかりで生計を立てて頑張っている多くの若者達になんとか今後、賃金や法的な救いがあることを望みます。

 蟹工船ブームは将来の明るい展望が見いだせず、悲しみにくれながら日々をすごす若者達の叫びの裏返しのようでちょっと複雑な心境です。



今年もやります!



2008年6月24日 Tue.
(夏の感謝キャンペーンクーポンです、ご注文時にご利用下さい)

 デザイン商店街は今年も日頃のご愛顧に感謝の気持ちといたしまして、夏の割引(5%引)キャンペーンをやります!

 昨年は名刺のみの割引対象でしたが、今年はなんと!デザイン商店街取扱の全商品が対象です。

 割引きを受ける方法はカンタン。上のクーポン券に記載されているキーワードをご注文メールに入力して送信するだけ。期間内でしたら何度でも有効です。

 何ぶん、小さなデザイン工房なので割引といってもささやかな金額にしかなりませんが(申し訳ありません)これを機会に今まで注文をためらっていた方はどうぞご利用下さいませ。

 どうでも良い話なのですがクーポン画像のデザインは昨年とほとんど同じもの。しかも変えたところと言えば有効期限と全体の色調とキーワードの1文だけ。

 あれれ、ちょっとまってよ。タイトルの年号は??そうなんです、昨年は間違えて「08」としたままwebにアップ。ワタシも今年の初旬まで気づきませんでした(反省)。しかも悲しいことに誰も間違いを指摘して下さる方がいなかった・・・(それだけ注目度が低かったのではという悲しい推測です・・・涙)

「デザイン商店街」はこちらです。(別ウインドウで開きます)



お金がないので・・・笑



2008年6月23日 Mon.
(イラストは前出のLEVIN AE-92 別バージョン)

 河上屋には大繁盛!って言葉は今までかつて皆無(笑)。

 であるからして、当然裕福な暮らしなどには縁が無く、カミサンや子供達に大変申し訳なく思う毎日です。冗談で「宝くじが当たったらいいのにね」なんて話したりしますがまるで確実性の無い話で・・・。

 先日、そのジャンボ宝くじの抽選会がテレビで生中継されていました。ちょうど矢が放たれて1等の当選番号を読み上げてました。自分の持ってるくじとその当選番号が同じだったら、当たった人っていったいどんなリアクションするんでしょうかね。余計な心配ですけど。

 我が家の場合は基本的にこのようなイベントは蚊帳(かや)の外。だいたい宝くじを買う300円がもったいないのでほとんど買いません。300円あれば安売りでカップラーメンが3つとか、菓子パン3つとか、牛乳が2パックなどなど・・・いろいろ生活必需品が買えると思うと宝くじどころではありません。はずれるとめちゃめちゃ悔しですしね。

 自分が勝ち組になるなんて考えられないし、そもそも商才もデザインセンスもコネクションも無し、ついでに宝くじも買わないので大金を手にする機会など死ぬまで無いでしょうきっと、ワタシのようなビンボー人はいつまでもビンボーなので〜す。(カラ元気)

 お金が無くて悲しい話、その2。もうすぐ設立されるであろうイラストレータの組合にも出資金の捻出が出来ずに加入を断念・・・。

 主要な呼びかけ人の方に折角お声をかけていただいたのですが、加入料と年間組合員費の数万円あったら子供の服や教材費、食べ物に当てた方がいいと思ってしまいます。(そんだけ育児ってお金かかりますので・・・いや、それくらいはかけてあげたい)

 さらに同協会が主催される環境をテーマとしたチャリティTシャツ・アート展のエントリーを数カ月前に募集していたのですが、出展料やTシャツ購入費が払えないので参加は見送り。アートで社会参加ってやってみたいのですけど万単位の参加費用はちょっと出せませんね。ビンボー人は別のところで社会活動させてもらうことにします。

 お金のない話をしているところに、我が家ではまたまた大事件がぁ〜!!6年間頑張ってくれた掃除機が今朝パタリと動かなくなってしまいました・・・・うわぁ何ててこったい!また、お金が・・・(涙)。



原点回帰



2008年5月23日 Fri.
(イラストはかつての私の愛車、LEVIN AE-92 多少デフォルメ気味)

 デザイン商店街の商品バリエーションがここ数年間、ずっと変わらないままなので新商品ということで「クルマの似顔絵」なんかどうでしょうと思いついたのですが・・・。

 購入される方の所有感を更に満たすために折角だからイラストにワタシの筆致が残るような手描きのイラストにしてみました。久々の鉛筆線のまんまの絵、半分アナログ原点回帰でございます。さすがに着色は危ないのでやり直しのきくマックさんにお願いしました。(笑)

 ワタクシ、一応、講談社フェーマススクールズを卒業出来たのですが、いまいち手描きは自信がありません。鉛筆の線のタッチもそうですが、水彩などの着色がニガテ。

 そこでいつだったかトレースの下絵用画像の鉛筆線にそのままフォトショで(別レイヤーで乗算)着色してみたらマーカーを使ったような仕上がりになったので今回はその方法で描画&着色。まさに人間とマックさんのコラボレートですね(って珍しかないですね)。  こんな感じで売り出そうと考えているのですが皆さん、こういうの欲しいですか?(しーん)




こどものココロ



2008年5月20日 Tue.
(イラストはオヤジから子へ泣いた分だけ笑おうというメッセージです)

 子供が自殺をしてしまう事件がある度、「なんであんな明るい子が」とか「いじめに遭っているなんて気づかなかった」なんてニュースで学校関係者やご両親、ご近所の人のコメントが流れたりしますが、子供っていろんなことを胸に秘めているし、しょうもないことで本気で悩んでいたりするものです。

 その証拠にワタシも小学校の時、ささいな理由で毎日毎日死んでしまいたいと思ったことがありました。その当時は今みたいに本当に死んでしまう子はほとんどいませんでしたし、自殺の方法なんて知る由もなかったので「思っていた」だけで現在も元気で生きておりますが、毎日が嫌で嫌で仕方がなかったのは確かでした。

 理由は5年生の時、運動会の応援団になるために学校から借りた「たすき」を運動会後、洗濯して返すタイミングを逃し、ロッカーの奥にずっと仕舞い込んでいた、ただそれだけのこと。

 今ではどうでも良いようなことで悩んでいたなぁと笑い飛ばせますけど、あの当時は失敗することが恥ずかしい、みんなと同じでないと取り残された気がするって感じで本気で悩んでいました。ロッカーの奥に隠した「たすき」が誰かに見つけられてしまったり、返したときに「今までなんで返さなかったの」と言われるのが恐かったのです。

 その悩みが解決したのはある日の夕方、母親があまりにもワタシがしょげ返っているのでしつこく理由を聞いてきたことで「たすき」の件が判明。すぐさま顧問の先生に連絡してくれて無事「たすき」は学校へ。それで悩みは一件落着。この悩みは一気に晴れました。

 もう一つはイジメ。特定の級友がワタシに対してしつこくちょっかいを出してくる。それで手が当たったとか服が汚れたなどと因縁を付けてきてこづいてくる。いじめてる当人はワタシのリアクションが面白くてからかい半分なのでしょうが、これが毎日だから学校に行くのがホントいやでした。でも自分がイジメにあっているなんて格好悪いから家族には言わず隠していました。

 これが解決したキッカケは授業中、やはり執ように級友にイタズラされる流れでワタシのズボンに掛けた縄跳びが切れ、弁償しろと要求されました。今までなんでもなかったようにクラスでは明るく振る舞っていましたがついにその時は悔しさが洪水のように溢れてきて、こともあろうに授業の最中に「オイオイ」と声を上げて泣いてしまいました。これでイジメを担任が察知して授業を中断して長時間をかけて級友を叱り、その後イジメはピタリと止まりました(何故かその級友とは仲直り?!)。

 ワタシは被害者だっただけではありません。程度の差こそあれ、逆に友達をいじめたりしたこともあります。今思うと本当に後悔しています。

 だからこそ、今の子供達のことを自分なりに分かってあげたい。自分が受けた辛い記憶、自分の過ちによって相手を傷つけたことを子供達に繰り返して欲しくないと思いながら自分の子供や近所の子、学校の友達と接するように気を付けています。

 大人の感覚でからかったりしただけでも子供は傷ついてるかも知れません。ちょっとした子供のシグナルも気付くようにしておかなくてはと思っています。

 たまたま偶然(隠しページなのでいないかもね)このコラムを読んでいる悩んでいる子、死にたいと思っている子は周りの信頼できる誰かに自分の悩みをバラちゃいましょう。きっと気持ちが楽になりますよ。

 また、自分の居場所は学校だけではありません。学校の友達とうまく行かないのなら別の場所に同じ趣味や気の合う人がきっといますよ。生きていればきっとなにか良いことあります。きっとです。(教育評論家ではないのに偉そうなこと言っちゃってすみません。命が大きくなるためには両親をはじめ、いろんな愛情が注がれてきてるのにそれを断ってしまうのってもったいないと思ったもので・・。オッチャンもいろいろ辛いことあるけど頑張りますので・・・よろしくね。)



絶対安心なんて何処にも無いですね



2008年5月19日 Mon.
(画像は「ぴあ」様に掲載された私の雑誌デビューイラスト)

 チケット販売なら「ぴあ」ってくらい有名だった株式会社ぴあが出版事業などの経営不振のため人員削減するそうです。

 何を隠そう「Weeklyぴあ」が私のイラストデビュー雑誌だったわけで、「ぴあ」様(急に敬称付き)には特別の感謝の思いがあります。(一時期、Can-Doぴあの遊園地コーナーイラストマップ、旅行ページアイコンのお仕事も下さっていました)

 私らの世代はコンサートや演劇などのチケット予約はぴあに電話してチケットぴあっていうチケット発券所(というのかなぁ)でチケットを購入してましたね。雑誌の種類も一時期ニーズに合わせていろんな種類のものが発行されたりして、思えばあの頃が「ぴあ」さんにとってはバリバリ元気だった頃なのかなと。

 そのくらい知名度がビッグだった会社も従業員の約1/3の希望退職募集(つまりは人員整理)。何にでも浮き沈みはあるとはいいますが、慣れ親しんだもの、不動の人気だったものが衰退、縮小化に至ってしまうというのは何とも寂しいものです。

 不安定といえば当方のお仕事も一度たりとも「安定」を実感したことがありません。大きい会社が良いのか、個人で頑張るのが良いのか(リスク的には個人の方がかなりやばそうですが)、どちらにしても選んだ道の状況次第によっては絶対安心はできないですね。(あえて「運」という言葉は使いませんが)

 事情により早期退職を希望された方の今後の活躍を願わずにはおれません。それとともに「ぴあ」さん自体の復活も個人的には願っております。(他人の心配どころではないだろ!と、何処からともなくカミサンの声が聞こえて来そう・・・涙)



きっともう戻れない



2008年5月16日 Fri.
(イラストは内容とは関係ありません)

 NHKの朝ドラ(昼にも再放送)をみなさん観たことありますか?

 私は自宅仕事なので毎日欠かさず観ていたりするのですが、今現在放送中のドラマの舞台は月島。時々そこの風景が映ったりするのですが、特に川縁の公園が映るとちょうど10年前のことを思い出してしまいます。

 10年前の私は入船にあるデザイン会社のデザイナーでした。その会社が受注している仕事の大半は月島にある中堅?!広告代理店からのもので、入稿の時には当時まだDTPは主流ではなかったので紙の版下の入った大きなバッグを自転車の前カゴにくくりつけ入船と月島を昼夜関係なく行ったり来たりしたものでした。

 入船から湊を過ぎ、月島のその代理店に向かう途中には大きな隅田川。これを越えるために佃大橋を渡るのですが川を越える橋の高さまでスロープを上がらなくてはならないのは毎回しんどかったです。(でもいつだったか上がりきって橋を渡るとき大きな虹が見えたのには感動しましたけど・・・)

 入船の会社はとにかく忙しかったです。不動産関連の広告を受注していた関係でその仕事内容はボリュームのある、しかも時間の無い、さらに修正している矢先にまた追加修正が入る(涙)というめまぐるしいもの。打ち合わせしたいという代理店からの電話も夜9時10時を過ぎても平気で入ってきます。(恐)

 そんな毎日でしたので、のんびりマイペースの私はなんとか必死で食らいついていたけれど、さすがに昼休みの1時間だけは逃げ回っていました。お昼の愛妻(!?)弁当を10分程度でかき込み、残りの50分間を会社からエスケープ(会社にいなければ取引先から連絡があってもバックレられるし1時間くらい不在でもいいでしょうってことで・・・不真面目ですね)。行き先は銀座の伊東屋、松屋、天賞堂(模型コーナー)だったり、癒しを求めて隅田川の川縁に作られた遊歩道や公園のベンチでぼーっと川を泳いでいる水鳥を眺めたりして・・・。

 あの頃は人生の中でめちゃめちゃ濃密に仕事をした時期でした。結果的には自分にもあれだけ頑張れたっていう自信がついたし良い経験でしたが、あの忙しさはもうゴメンかな(笑)。大きな物件が終わったら気力が無くなってそこの会社を退職。心が疲れ切ってしばらくはデザインはやりたくないとさえ当時思ってしまったくらい。ドラマでの月島の風景がまたあの頃を思い出させてしまったぁ〜。

 でももう一度、仕事以外であの商店街や公園に行ってみたいなと思う今日この頃。辛かったことも青春の1ページということで。



フリーでいることがちょっと恐くなりました(笑)



2008年4月25日 Fri.
(イラストは江口さんタッチを真似っこしたモノ、こんなのも好きです)

 デザインノートという雑誌の最新号を書店で見かけ、特集のタイトルが気になったモノだから中身をパラパラと見てみると・・・

 特集タイトルは「トップアートディレクターによる独立・起業最前線」ということでトップ記事には佐藤可士和さんを含む独立して活躍中の御3方の対談が掲載されていました。

 その中に「今時独立するクリエーターって贅沢だよね」みたいな発言があって、本当の誌面の話の筋とは違う解釈ですが、ワタシには「相当な実力があるクリエーターでも独立に慎重になってるのにお前みたいな4流デザイナーで食っていけるの?」っていうメッセージに聞こえて背筋が寒くなってしまいました。ワタシってばとんでもなく無謀なことをしでかしているんだな・・・と(汗)。

 ところで最近気がつけばクリエーター向けの雑誌って結構出ているモノで、あれこれ見てみましたが、もうメジャーな宣伝物を手掛けているクリエーターは無数にいて、制作事例はどれもつっこみどころの無いくらい緻密でセンスのいいモノばかり。とても太刀打ちできないです。

 ろくに実力も無いくせにフリーのデザイナーでいる自分が恥ずかしくなってきました(笑)。今に始まったことではないですけど・・・。

 約10年前、会社になじめず荒波の大海に乗り出してしまったわが身は雇ってくれる人も皆無なので自分で明日を切り開いていくしかありません。底力がまだ残っているのなら4流ながら頑張ってみたいです。



全国の労働者のみなさん、団結しましょ!



2008年4月23日 Wed.
(写真は・・・無謀なフリーデザイナー(ワタシ)です・・・)

 それにしてもなんですねー。むかーしむかーし良く聞かされたお話に、資本主義の世の中は資本家が労働者を雇い、働かせて産み出した価値を一旦独り占めし、その中からいくらか賃金として支払っている・・・・なんてのがありました。

 学生の頃は実体験として良く理解できなかったのですが、現在はそんな理屈を通り越して資本家は更に究極の利潤追求に走り、働く人の生活や人生にまで頭が回らないくらい人の心を忘れてしまっているようです。

 従業員にノルマや様々な課題をどんどん押しつけ、1日中働かせて結果精神を患っても加重労働させてないと開き直る。どう考えても勤務時間内の終わらない仕事を振り、残業しても賃金を払わない。等々・・・。

 身近でも出勤退勤の入力ミスを3回繰り返すと1日分の給料を支払わないなんてのもあります。

 会社の管理の都合もあるのだろうけれど一生懸命働いた給料をたかだか入力ミスぐらいで1日分会社のモノにしてしまうというのはどうだろう。そんな会社、好きになれますか?従業員に感謝するどころかどうやって金を払わないようにするかばかり知恵を絞っているようにしか思えませんね。お達しも非常に高圧的だし。

 会社の利益を産み出してくれる従業員を大事にせず、脅しと管理で利益を上げようとする会社はとっととおさらばしたいですね。(そうはいっても転職するのって勇気がいるしなかなかうまい具合にはいかないのですけれどね。)

 あちこちで起きている働かせる側の横暴をやめさせるには大多数をしめる働く人々の意見がもっと大きくなれば良いなと思います。組合離れといわれる現在、モノをいわぬ職場環境につけ込んで法律無視、人権無視が大手を振っているのをなんとか止めさせたい。

 気に入らない会社はおさらば、「どうぞ自分達で勝手にやって下さい!」と強く捨てぜりふを吐いてみたいですね。

 全国の悩める労働者の皆様、ちょっと団結してみませんか?(などどアジッてみたりして)。



春です、道ばたで子猫を見つけたら・・・



2008年4月17日 Thu.
(写真は我が家のアイドル、茶太郎君の小さかった頃のもの、
 顔と耳が皮膚病で毎日薬を塗ってあげてましたっけ・・・)

 春です、そろそろ野良の子猫を空き地や道端で見かけるようになる季節。とっても小さくてかわいいので思わず家へ連れて帰りたくなりますが、ちょっと待って!

 保護して飼っていただけるのならネコちゃんにとってはご飯も貰えるし雨露しのげる住みかが出来て、幸せな日々のスタートということで、ワタシも大変喜ばしいのですが、猫を飼うには予めいろいろとクリアしなくてはならない条件があります。

●野良猫は拾ったらほとんどがネコ回虫(寄生虫)、ノミ・ダニは寄生していると考えて下さい。ですから迷わず獣医さんのところに必ず連れていって健康状態を見てもらって下さい。

●住まわせる場所(保護者のお家)には乳幼児(もちろん人間)はいませんか?ネコの病気や寄生虫には抵抗力の弱い乳幼児に感染する恐れがあるものも存在するので注意が必要です。小さい子にはネコをさわらせないようにするか、もしもネコに触れた場合、こまめに手を洗うように習慣づけなくてはなりません。小さい子は口に手がいくので経口感染しやすいのです。場合によってはネコちゃんを飼うことを諦める選択肢も考えに入れなくてはならないかもしれません。

●また、ネコちゃんは壁や床を引っかいてしまいます。キズをつけられても平気な人に限ります。神経質に綺麗にお家に住まわれている方はネコちゃんのイタズラに気が狂うかも知れません。(笑)

●それから経済的な問題、ケージやトイレなど、いろいろと飼育用品などを揃えるのにけっこうお金が掛かります。それからワクチンなどの予防接種費用。また、マーキング(おしっこでの縄張り)や盛り(発情)、子猫が増えるのを避けるために男の子なら去勢、女の子なら避妊をしなくてはなりません。手術費用は相場で1.7万〜3万(下限はオスの場合)くらいみたいです。病気やけがの際は保険が効きませんので治療費もバカになりません。

●飼い始めてから家族の中にネコアレルギーの人がいると判明するケースも。ネコの抜け毛やフケなどが原因でアレルギーを発症するのです。

 以上、我が家がネコちゃんを家族に迎えるにあたって経験または調べたことです。飼ってみたいと思われる方は予備知識として知っておくと損はないと思います。くれぐれも数日間飼った後に手に負えなくなって育児放棄して捨ててしまわないようにお願いしますね。

 ところで河上家のチャタ君のどうでもいい近況報告。先日、ワタシの古いガンダムのプラモを棚から落とし破壊してくれました(涙)・・・・胴から真っ二つです。めちゃめちゃ落ち込みました、ワタシ。



あぁ〜アイデアが浮かばない・・・



2008年4月16日 Wed.
(写真は・・・・モデルは内緒・・・・笑)

 グラフィックデザイナー。この職業を始めてから今日までずっとずっと苦しめられています。

 原因はワタクシにクリエイティブ素質が足りないからだと思われるのですが、毎回毎回新しいお仕事をいただく度にデザインのアイデアが浮かばずウンウン唸っております(致命的だ)。そんな自分なのに何でデザイナーなんかになってしまったのか時々自分を恨んだりもします。

 小心者なのでデザインを考えている間、いろんな余計なことが浮かんできます。このままだと締め切りに間に合わないぞ!とか中途半端なデザインを見せてダメ出しを食らったらどうしようとか、もうとにかくいろいろ。

 あまりにもアイデアが浮かばないからといって、今度は時間がないくせにクイックルワイパーで部屋の床を拭いてみたり、資料を片づけはじめたり、完成したプラモを観て悦に入ったり、ミニカーを眺めたりどうにも救いようがありません。

 それでもどうにかデザインカンプを仕上げてホッと一息。この瞬間が何ともたまらなくイイ感じです。

 苦しんではホッとして苦しんではホッとして同じ思いを繰り返しながら毎日が過ぎていきます。グラフィックデザイン・・・。キライだけど好きです。なんのこっちゃ。(off courseのWe areを聴きながらタイピングしたので文章が支離滅裂かも。)




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