たぶんダメだと思うけど・・・(笑)


2009年2月1日 Sun.
(イラストは内容とは関係ありません)

 先月初めに、イラスト協会からご案内のあったイラストレータのクローズ募集に応募いたしまして、その後、何の音沙汰もないのであえなくいつものごとく選外だったんだなと諦めておりました。

 そうしたら昨日、選考状況のメールが届き「いくつか作家を絞りまだ選考中」とのこと。

 最終選考の結果は近々発表されるとのことで、曖昧な表現にワタシは果たしてまだ候補に入っているのかどうなんだ??思ったりしたのですが多分現実は厳しいものだと思われ。

 協会が運営しているサイトの登録作家はものすごい数でみ〜んな絵が上手(当たり前か)!ワタシなんかより経験豊富で本当に惚れ惚れしてしまうほどのうまさです。

 ちょっとそんな中から選ばれるというのはある意味奇跡かも知れません。なのでほとんど期待はせずに我が仕事をこなしてことの推移を見守ることとします。

 お仕事になればうれしいのですけどね。





今更ながら驚いた!(overを聴きながら・・・)


2009年1月21日 Wed.
(overはオフコースの中で2番目くらいに好きなアルバムです)

 ワタクシ、オフコースのファンなのですけれど1982年にNHK教育テレビで放映された「若い広場オフコースの世界」っていう番組のこと数年前まで知りませんでした。

 で、今年に入り機会あって初めて観てみました。(おぉっ!メンバーのみんな若い!)

 内容はオフコースのメンバーが後にoverというタイトルで世に発表するアルバム制作のメイキングものでした。

 そこでワタシがびっくらこいたのはオフコースの曲作りのプロセス。メンバーが集まってあわせて演奏しはじめる段階では曲のテーマもメロディーも出来上がっていないこと。

 曲作りの中心になる人がコード進行を考えてきてそれをひたすらメンバーでアレンジしていく・・・。つまりまずオケを作るところから始まるんですよ。

 次に歌詞とメロディー付け。小田さんの曲作りの場面が出ていましたけれども、オケが大体出来上がってきたらそれにあわせて歌いながら詞とメロディーを付けていました。後にワタシの大好きな「哀しいくらい」という曲になる歌ですが、なかなか思うようなものにならないらしくてベースの仁さんの意見をききつつ悩みながら作っていました。まさに音楽との格闘。

 映像内で歌われている歌詞とメロディーは発表されたものとはちょっと違っていて、あのままのものが世に出ていたらちょっと私自身の好きな曲にはならなかったかなというようなものでしたが、さすがに小田フィルター、最終的には様々なプロセスを経て聞き慣れている現状の心地よい曲に変わっていったんですね。(放送にはそのプロセスや最終形は無しでしたが)

 他の曲に関してもメンバーが自身の才能を出し尽くして少しずつ形にしていく様子がわかりました。音楽を楽しみながらいつのまにやら出来上がってしまったというものではなくまさに苦しんで悩んでコツコツと作り上げていくそんな感じです。

 しかもオフコースサウンドは個人の突出した才能によるものではなく、作詞作曲のクレジットこそ各個人名となってはいますが互いにアドバイスや影響しあいながらの産物だったのではないかと思えました。つまりあのメンバーだったからこそ出来た曲だったと・・・・。これもファンになって20年以上経った今、気づいたことです。

 アルバムoverはインストを抜かすと8曲しか入っていません。他の歌手のアルバムだと10〜12曲くらい入っているのが当たり前だったので曲数の少なさに少々不満でしたが「若い広場オフコースの世界」を観たら文句の付けようがありません。お疲れさまでした、もうこれで十分です!と言いたくなりました。(笑)

 当時のオフコースのメンバー達の渾身の作品、さらりとBGMとして聴くのもいいのですが、じっくりアレンジやコーラス、彼らの一生懸命な姿を思い出しながら何度も堪能してみるつもりです。皆さんにもおすすめのアルバムですよ。





寒空の下、シャレにならん


2009年1月8日 Thu.
(今年の河上屋年賀状用にこさえたウシさんのイラストです)

 いつも間にやら新年が明けて1週間が過ぎました。

 例年なら「めでたいなぁ〜」とノー天気な普通の挨拶をするところなのですが、不況の嵐が吹きすさぶ今回の年末年始は素直にはおめでとうと言えない感じです。

 時々夜のバイト後にジョギングをしているのですが、冬場はこれがめっちゃ寒くてとっても辛い。寒空の下走りながら昨年末に会社を追われてしまった派遣労働者の方々のことをふと考えてしまいました。こりゃ外じゃ寒すぎてとても眠れない・・・屋外でホームレス同然で夜明かししているかも知れない人々のことがとても心配になりました。

 昨年突如としてアメリカが大コケして世界中の経済がドミノ倒しのように失速。それにともなう需要低下による人員の余剰。最初にリストラのターゲットになるのは簡単に契約が切ることができる派遣労働者達です。

 仕事があったときでも低賃金で働かされてそこから寮費や様々な手数料を引かれてわずかな手取りで何とかぎりぎりで暮らしてきた人々にとって働けなくなるということは、イコール食住を奪われて将来の展望を失ってしまうということ。

 企業や政府はこんな現状を放置し続けるのでしょうか?想像力が足り無すぎるんじゃないの?

 貯蓄も無い、資産もない、頼る人もいないとなると本当に1日1日生き延びるためにどうしていいのか分からなくなってしまうでしょう。そういう状態を我がことのように想像して理解できる人が経営者や国会議員にいなさすぎるのも問題ですね。新聞やニュースで見ていて何とも思わないんでしょうかね。

 私は自営業ですが仕事が無くなれば暮らしていけないのは同じ。明日はわが身かも知れない。そういう恐怖感はいつも持っています。

 多少の格差には目をつぶるから、憲法に謳われているとおりとにかく全ての人が最低限の文化的な暮らしが出来るよう早く何とかして欲しいですね。





やっぱり神様だった

2008年12月26日 Fri.
(小田さんは私にとって永遠の憧れ、とても追いつけないです。)

 ここ数年毎年やっている小田(和正)さんの特別番組、クリスマスの約束という番組を初めて観ました。

 還暦を通り越したそうで年齢からするとオヤジどころがジジイといったところですが、話し方や声、感覚はとても若いのでびっくりですね。

 私にとって小田さんはファンであるというのを通り越して、「憧れ」、いや、「神様」のような存在だと今夜気がつきました。歌う姿、声、楽器を演奏している姿、どれをとっても自分がなりたかった全てを持ち合わせています。テレビを観ていて体の心底から感激が沸き上がって鳥肌が立ってしまいました。

 小田さんて地方のコンサートの地で町中を散策してるんですね。方々でその地方の人と写真を取ったり話しかけられたりサインや握手に応じたりして多くの人とコミュニケーションをとっていました。

 そんな中、もしも私が街中でばったり小田さんに合ってしまったら・・・。まともに話が出来ないでしょう、きっと。思い切って話しかけたりしたら・・・感激のあまり気絶するかも知れません。

 前の日記にも書きましたが若い頃の私は本気で小田さんになりたがってました。一生懸命練習したり真似していればいつかあんなふうに自分にも歌えて演奏できて心に響く曲が書けると信じていました。

 そしていつか音楽業界に入って小田さんと競演することを夢見ていましたが、小田さんのステージに立つには相当の音楽的才能が必須のようです。番組のステージで演奏されているバックバンドの方々は超有名ではないけれどもきっちり演奏されています。それで当たり前なんですから私なんざ出る幕はありませんよ。

 楽器演奏のうまい奴なんてごまんといます。私より音楽の好きな人もた〜くさんいますので若い頃の夢は叶いそうにありません。年を重ねるうちに身の程もよく分かってきてますからなおさら。

 小田さん、越えられないです。私には小田さんに会えるような技量もないし運もありません。永遠の憧れ、このまま会えないかもしれませんね。

 今からでもすっごく努力すれば間に合うでしょうか。

 小田さん待っててくれるかしら。





難しいことはわかりませんが

2008年11月19日 Wed.
(何にしても簡単には理解できないし身につきませんね、という絵)

 ワタクシ、過去に2回デザイン会社に就職しておりまして、それ以外はデザインの勉強や実習などはやったことはありません。

 会社に入って仕事をしていくことがデザインの勉強であり技を磨く機会のひとつであったというのは言うまでもありません。

 1社目では今では深〜い仕事仲間のM氏と出会い、彼からデザインとは感性ではなくデータによる裏づけからくるもの。どんなデザインにも意味がなければならないと教わりました。

 配色や書体の使い方、イラストのタッチの選択等々・・・。作り上げたデザインがどうしてそうなったか説明できないといけません。(そうは言っても全てに渡りそれを反映させるのは不器用なワタシには出来ませんけど・・・)

 2社目では先輩デザイナーさんから文字バランスやレイアウト上のスペース(空き)、各パーツの大きさや配置について教えていただきました。

 これがいつまで経っても理解できませんでした(涙)。単なるセオリーや数値ではなく長年の経験、デザイナーの感覚によるさじ加減が必要になってくるからです。

 なので「これデザインしてみて」って言われてやっとこさ作ってみたものにダメ出しをくらっても、何がどうしていけないのか、どれが正解なのか、はたして身に付くのか毎日がデザインについて悩み続けました。

 独立した今でも明快な正解は見えてきてはいません。ただただ、ご依頼を受けた「デザインを必要とされる」会社、人、モノ、場所などにふさわしいデザインはどうすればいいか不器用な自分なりにひたすら考えてご納得いただけるように具象化していく、それだけの毎日です。

 そんなワタクシですがご用の際はよろしければお声を掛けていただけると幸いです(笑)。



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