売れない芸人さんのように・・・・


2009年7月6日 Mon.
(同居ネコ茶太郎、こいつを見ていると世俗とは無縁なのでなごみます)

 内緒のコーナーですのでズバリ書いちゃいましょう!!どうせメインコンテンツもたいしたアクセス数じゃないし・・・笑。

 私の営業努力不足も多々あるとは思われますが、今年は昨年末の世界的不況の影響からか目に見えるように仕事が激減。

 仕事をあまりしていないということは当然ながら収入も減ってきますので、生活のために何とかしなくてはなりません。

 今までも本業のデザインのセーフティーネットのつもりで週の半分はホームセンターに夜出稼ぎに行っていたのですが、6月に入り、本業をしていた日中と残りの夜の空いている時間を使ってやむなく出稼ぎすることにしました。

 新しいお仕事(バイト)はファミレスと宅配アシスト。どれも未経験で覚えることがたくさんあって正直40過ぎのおっちゃんにはキャパを越えているのですが(笑)、家族を養うためにはそんな泣き言を言っている場合じゃないと毎日食らいついてこなしています。

 体力的に少々しんどいですが、新しい人と出会えたり、どちらも身体を動かす仕事なのでズボンベルトの穴が2つ詰まるほど痩せて心身ともにリフレッシュさせてもらってるようです。

 本業を補うためのバイト・・・まるで売れない芸人さんとか絵描きさんみたいですねぇ。

 周りを見渡せば雇用不安のこの国。私と同じだったりもっと深刻な状況な人がワンサカいるものと思われます。千葉の片隅で売れないデザイナーもどきの端くれが40過ぎてからいろんなバイトにチャレンジしています。全国の厳しい状況の皆さん、諦めずに生きて生きて生きまくりましょうよ。ともに頑張りましょう!団結ガンバロー!!(労組か!)

 あのう・・・ついでですみませんが(笑)、一応デザイン業は続けてますのでお仕事のご依頼お待ちしております。



バカの一つ覚えのように・・・


2009年6月2日 Tue.
(調子に乗って今風の画像に作り替えたワタシの趣味のページ)

 ワタクシ、今どーしょーもなくはまっているものがあります。それは今更なのですがWEBページのこと。

 ネットサーフィンが好きなのではなくてページを作る方です。

 WEBページは紙媒体のデザインとは違いレイアウトのコントロールが難しく画面構成もボタンが多用されるなど独特。であるからして今までデザイナーのくせにWEB方面はちょっと敬遠気味でした。

 そうは言ってもここ数カ月、不況の影響からかお仕事がどんどん減り続け今までの仕事のフィールドでは頭打ちが目に見えてきました(今頃気がついた・・・アホですな)。

 じゃぁWEBにすれば仕事受注が持ち直すかと言えば絶対大丈夫はあり得ないのですが、「出来ないよりはマシ」ってことで早速WEBの作り方のネタ探しに近所の書店へ・・・。

 いろいろと物色して数十分後、適当なカッコええ画像が作れるネタ本を見つけ早速購入。

 内容は最近のトレンドの鏡面っぽい画像や色ガラスのような艶のあるバーやボタン画像の作り方が満載。ふむふむ、どこもかしこも多用されているあんな画像はこうやって作るのかぁとしばし感動。

 このような反射したような表現や艶のある画像が流行るのは最近のパソコンのディスプレイの表面に光沢があるからでしょう。光沢のある画面にこのような画像が表示されると高級感が出てとっても良く似合います。

 いけるぞと思うとすぐに感化されやすいので早速自分のサイトを本に書いてある手法でちょこちょこと画像だけリニューアル。

 自己満足ですが、いくらかかつての野暮ったさはとれたような気がします。

 特にビジュアルの下に鏡面として写り込む画像は加工が簡単な割に画面に奥行きが出るのでページの雰囲気が変わり、とってもいかしてます。(・・・あくまで自己満足)

 なので、バカの一つ覚えのように調子に乗っていろんなページのタイトル画像を次々と鏡面加工を実施!・・・・あっちこっちどのページもこればっかでいい加減「一辺倒なバカサイト」になってしまっているじゃない、いつの間にか(涙)。

 そうこうしてるうちになんだか画像づくりが面白くなって、これはWEBの仕事をしないといかんぞ!なんて勝手に決心したりしてお仕事に採り入れて楽しんじゃおうなんて思ってしまいました。

 河上屋のサイト内にこの経験を仕事につなげるべく「既存のホームページ画像のリニューアル」のコンテンツも作ってみました。是非ご覧になってみて下さいね。(いきなり宣伝かい!)



安売り合戦の行方


2009年5月18日 Mon.
(写真はカメラ嫌いの同居猫、茶太郎です。本文と無関係・・ですが)

 下でも話しましたが、ワタクシ、グラフィックデザイナー(仮称?!)として独立してから10年が過ぎました。なんせ10年ですからちょっとだけ儲かったこともジリ貧だったこともあったりしてとにかく山あり谷ありいろいろありました。

 自営業ですから儲からないときは不安になったり落ち込んだりで、それこそもうたいへんなのですが、そんなときは決まって廃業&転職がちらと脳裏に浮かんだりします。

 そして緊急時の愛読書が転職やバイト探しのフリーペーパー。自分に出来そうで雇ってくれそうな会社はあるかしらとパラパラとめくりますと・・一時よりは求人数は減りましたが不況だと言いつつもちゃんと人を欲しがっている会社があるんだな〜と感心してしまいます。

 それにしても待遇なんかを良く見てみますと・・・・・・10万後半から20万円台後半が大勢。なんでこれだけしかもらえないんだろう、これでは就職しても今までと同じジリ貧だ〜就業時間も短くはないのにこれだけ???どうやって生活していこうか悩むな〜と悩みます。

 悔しいけれど生活ベースを無視した信じられない低賃金は安い品物やサービスしか顧客に振り向いてもらえない現状ではそうならざるしかない結果だからかも知れません。

 低価格を商品やサービスを実現するには儲けを圧縮して売るか、物価の安い国で作った商品を売るしかありません。だからして多少モノが売れたくらいでは会社自体の儲けはたかが知れています。

 会社を維持する収益を得るためには労働の過密化や長時間化しかありません。こうして従業員があくせく働いて産み出した利益の中からまず会社が一番に取り分を引き、あとの残りを従業員に分けるのですからいくら生活にこれくらいの金額は必要と主張してもなかなか難しいことなのでしょう。

 従業員のみなさん達はその低賃金で生活したりモノを買ったりするのでやはり低価格なモノのほうに目が行きがち。いや、そうしないと生活出来ないので安いモノやサービスばかりのお店に足が向くのは当然です。安い方に客足が向くので負けるもんかと他のお店や会社も真似しはじめます。

 そうなると市場全体が無理して安くすることがスタンダードになってきて、そこら中のお店が低価格販売競争になり、果ては店員さんの給料が低賃金に・・・。経営耐力のない会社はばたばたと潰れていき、まさに不況の深刻化、安売り低賃金スパイラルだぁ〜。(涙)

 激安競争の末の低賃金・・・。資本主義の自由競争の悪い面でしょうか?現在の賃金設定は生活必要ベースから金額を考えるのではなく、まずは消費者に買ってもらえる販売価格から考えてしまうのでどうしても現実味のない賃金が出てきてしまうのではないでしょうか?

 また、親子のコミュケーション不足が言われている昨今ですが低賃金のおかげで共働きが増えるし人によってはダブルワーク、トリプルワーク何て人もいます。そして体を壊す人、精神疾患になってしまう人が増えてきてこのままの状態が加速すれば家庭崩壊、人間崩壊ですよ。

 なんとか国全体で一斉にリセットして働いた分に見合う賃金を支給しなくてはならぬよう法律改正して一人一人の懐を暖め、商品を造るプロセスやサービスに施してくれた人々に対して報酬を惜しみなく払えるようにしなくてはこの国での「お仕事」ってだんだん面白味が無くなってきますね。

 なぜ一斉にリセットしなくてはならないか・・・
 抜け駆けして安くする会社がいるといずれまた世の中安売り合戦が始まってもとに状態に戻ってしまうからです。

 資本主義イコール自由主義。自由自由って響きはいいけど低賃金で働かせる自由、競争の挙げ句従業員の生活や命も儲けのための道具として使う自由。資本主義が100%悪いとは言わないけれどスポーツにもルールがあるように経済活動にもお互いの生活を保障しあうルールって必要だと思います。



ヒット曲と人気Webショップ


2009年5月12日 Tue.
(写真は緊張感のない状態のワタシ。内容とは全く関係がありません)

 いろんなデザインのお仕事をいただいている「河上屋」。時々ですがホームページのご依頼もいただきます。

 ワタシはデザイナーになってから17〜18年になるのですが、WEBデザインを手掛けた作業時間は延べで言うとそのうちの一年にも満たないくらいあまり縁のないお仕事。

 そのせいかご依頼をいただくと紙媒体よりレイアウトやアイデア出しにウンウンうなって考えている時間はより長くなる傾向があります。(ただ単に苦手なだけ??)

 さらに悩みの種は「折角WEBサイトを作るのだから大勢の人に閲覧していただき、掲載している商品も飛ぶように注文が来るようなサイトにするにはどうしたらいいか」ということ。

 タイトルに「ヒット曲」という言葉を持ち出しましたが、歌の業界では「ヒット曲」を誰でも狙っているのになかなか思うようにはいかない難しい問題ですよね。簡単にヒット曲ができるセオリーなんてあればみんなヒットしちゃいますもんね(笑)。

 ワタシは音楽の専門家ではありませんが言わせてもらえば、いい曲が出来ただけでは楽曲はヒットしませんね。これにピタッとくる歌詞が必要。しかも時代性やテーマ、世界観がきちっと決まって無いとつまらない歌詞になってしまいます。タイトル決定にもかなり悩むそうですよ。

 いい曲といい歌詞が出来ればOKかといえばそうではありません。アレンジで曲の印象もかなり変わります。オケで使用する音色(おんしょく)決め。曲調をアップテンポにするかバラードにするか。世にリリースする曲は通常、たった1つのアレンジなのでこれを決定するのも勝負の分かれ目です。さらにボーカリストの歌い方でまたまた曲の印象が変わってきます、場合によってはルックスも。

 「テレビ」か「ラジオ」かそれともレコード店かネットか・・・録音しようやく出来た歌をどうやってみんなに効果的に聴いてもらうか考えるのもなかなか大変そう。こういった様々な要素が絡み合って「ヒット曲」になっていくんでしょう、きっと・・・(無責任発言)。

 では転じてWEBサイトではどうでしょうか?よくSEO(セオと読んではいけません笑)対策とかいってサイトの閲覧数を増やしたいという方がいますが、たくさん見に来てくれたからといって商品がばんばん売れるわけではありません。

 人はまずそのサイトがいいか悪いか80%以上を見た目で第一印象を判断してしまうそうです。そうであれば、まずはキレイなサイトでさえあればよさそうですね。しかし、それはだけでは間違いです。「見やすさ」、「コンテンツのページ分けの適正化」などの「わかりやすさ」も必要とされています。また、商品の値段や詳細、購入方法、販売者の詳細などお客様が知りたいことをすぐに分かるようなサイトでないと商品を選ぶ前にお客様は他のサイトへいっていしまいます。

 さらに重要なのはやはり売っているもの、「商材」が魅力的じゃないと買ってもらえません。あまりにも値頃感を無視した値段設定もそっぽを向かれてしまう可能性が高いと思います。こんな感じで「ヒット曲」同様、「人気WEBサイト」を作るのもいろんな要素がバランス良く出来てなくては難しいみたいですね。

 そんなこんなを考えていたらWEBサイト作成は本当に難しいお仕事だとつくづく思いますね。(それでもご依頼いただけるのであれば二人三脚で河上屋はWEB作成にとことんおつきあいいたします。よろしければご一報下さい。・・と宣伝してみる笑)



ワタクシ、独立してなんと10周年!!


2009年5月6日 Wed.
(写真は独立開業約半年前のワタシ。退職金はたいて北海道へ)

 我ながらびっくりしました。河上屋は独立開業して5月で10周年なんですよ。

 河上屋を立ち上げた当初から別段デザインセンスなど秀でたものなんてなかったので、本当にいつまで続くのか自分でも分からず、勢いで毎日が過ぎていきました。

 よく、何周年とかの挨拶で「ここまで続くとは思わなかった」なんてコメントを良くききますが、ワタシの場合は紆余曲折、多くの人に助けられまくってましたので、とうに廃業してもおかしくなかったのですが、のらりくらりいろんなひとの暖かい愛情でなんとか10周年を迎えることができた次第です。

 振り返れば関わってきた全ての皆さんに感謝しつつの10数年間なのですが、周りの人にいつまでも甘えているわけにはいきません。ある種、自分の能力が頭打ちな感を抱きはじめているので折角の10周年ですがそろそろ身の丈にあった今後というのも考えていかなくてはいけないなと思いはじめています。

 気持ちは寄せては返す波のように揺れ動きますが、おバカな自分でもデザインの荒波に打ちのめされていくうちにちょっと軌道修正が必要じゃないかと思い知ったという感じ。

 デザインは好きで好きでたまらないけれどそれを技術としてうまく昇華できなかったのは大変悔しいですが、10年やってレベルがあんまり上がりませんでしたから「デザインやってます〜」はちょっともうこれからは通用しないかなと。(まだまだしがみつくならセンスアップのための勉強勉強・・・そして営業ね。)

 だらだらと今回はぼやきまくっていますが(笑)いろいろと模索を繰り返し当たって砕けた結果、自分のメインの職業が何になっているかは今はちょっと想像が付きません。少なくとも家族が笑顔になれるように頑張って何かを見つけるしかないですよ。(通販ネットショップ、デザイン商店街はまだまだ続けますよ!)




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