キャラクター


1/200 SCALE ガンダム&ZAKU2
日清カップヌードル(バンダイ) ??円(税別)




●製品仕様

 ガンプラから離脱かと思いきや、やっぱりまた舞い戻ってきてしまいました(苦笑)

 ついついガンダムのコラボ商品を見ると目が行っちゃうんですね(滅多と買わないけど)。でも、これは買ってしまった。ガンプラ付のカップヌードルです。カップヌードル部が200円としても割高感がものすごいんでスグには手を出さず、スーパーだとちょっと待つと売れ残ってきて安売りし始めるので、そこを狙う(笑)。

 いつも金欠な訳ですが、限定だし、「店頭にある時に買っておかなきゃ心理」がはたらき、ガンダムとザクの2種を購入。他にカップヌードル仕様の成形色のものもあったのですが、純粋にガンダムとザクが欲しいと言うことでオリジナル塗色はスルー。

 んで、買ってきて作ってみましたがプラモと言うよりは組み立て式の無塗装フィギュア食玩という趣。可動部もさほど無く、首と手足の付け根、足首くらいしかグリグリ動きません(球体関節です)。なので基本、立ちポーズのみですね。

 また、困ったちゃんな事に成形の都合なのか腕と太ももの内側は中抜きになっていてもの凄く気になります、なんでこんなことしたんだろ〜。せめてそこを埋めるパーツが別にあっても良かったんじゃ・・・。

●作品紹介

 スケールは1/200なので通常のガンプラより小さいです。小さいと言うことは塗り分けがメチャクチャ大変と言うことですよ。

 この「ガンプラ」シンプルなパーツ構成なわりにプロポーションはまぁまぁ。けっこう彫刻表現も細かくていい出来してるんですよね。きちんと塗ってあげるときっと見栄えすると思うのですが、なかなか上手に塗れる気がしなくて着工の踏ん切りがつかず未塗装のまま数ヶ月放置・・・・(笑。

 ネットで他の方の作例を見てやる気パワーを上げといてようやく着工開始。

 ガンダムザクとも先ずは腕と太ももの中抜きをプラ板うめて表面を目立たぬように加工。作る前からこれが気になっちゃってなかなかやる気が出なかったんですよね。さんざん穴埋め方法を考えたあげく、単純に中抜き穴を塞ぐ方法で行くことに。なので余計なスジ彫りに追加何ぞしてません(わたしにゃ〜できん)。

 あとはそれぞれ筆塗りでネットの作例等を参考にして塗装しました。顔やザクの足の吹き出し口などがけっこう細かかったですがなんとかやりきりました。

 せっかくスジ彫りが細かく入っているのでエナメル塗料でスミ差しして仕上げ&出来上がり〜。

 とりあえず人に見せられるくらいには塗れましたでしょうか??でも、しばらくはこんな細かい塗り分けはカンベンですね〜(苦笑)。



1/48 SCALE 紅の豚SAVOIA S.21F 後期型
ファインモールド 2800円(税別)



●製品仕様

 「キャラクターコーナーはガンプラばっかなのかい?」っていつか怒られそうなので(というかこのページ、見てる人自体が少ないから要らぬ心配か)、何とかガンプラでは無いものを、ということで踏ん張って映画ベニブタに出てくる赤い飛行艇のキットに挑戦いたしました。

 こちらもワタシのお友達から「是非完成させてくれ!」と譲渡していただいたキットです。ありがたく作らせていただきました!!(*^_^*)(*^_^*)

 モデルとなっているこの機体の形状はライバルのカーチスから攻撃を受けてボロボロになった機体をピッコロ社の社長の孫フィオが再設計し修理した映画の後半に出てくるものとなっています。

 キットは飛行艇に乗せるポルコロッソとフィオの小さなフィギュア付き、スケールは違いますがもう一人のヒロイン、ジーナの立像もついています。

 また、飛行艇なので車輪がつかない代わりに陳列用の木目入りの台車も付属しています。

 モケイは比較的簡素なパーツ構成ですがエンジンや本体の内部まで作り込むように出来ています。しかしながら外装を開閉できるなどのギミックを施さないと折角の内部のディテールや塗装が外装カバーで見えなくなってしまいます。

 このキットのスジ彫りは全体的に浅めなのでボタ塗りをしてしまうと目地が埋まってわかりにくくなってしまうかも知れません。

●作品紹介

 飛行機プラモはあまり作ったことがないので、やはり鉄道モノやクルマとは勝手が違いますね〜(笑)。

 飛行艇ってこんなに見た目シンプルなの??ってくらい全体的に飛び出たパーツが少なくてワンポイントに違う色で塗る箇所も少なめ。

 とりあえず工夫した箇所は前面のマシンガンの発射口とエンジンの噴射口をピンバイスで穴空けしてみました。ほとんど見た目に影響はないですが・・・(苦笑)。余談ですが前面のマシンガンは1丁(というのかな)しか積まないとなっています。付属のパーツは2丁分ちゃんとあるのに何故って作ってる時は思いましたけど、再放送された映画を見て理由が分かりました(フィオは乗れるスペースを確保するため)。

 それからこれはネットでディテール例を調べていて真似したくなったのですが、主翼とフロートをつないでいる「支え棒」を真鍮線で作って取り付けました。

 あとは、写真では全く分からないと思うのですが、折角作った内部構造も見られるように、ボディカバーとエンジンカバーを取り外しできるよう、ボッチを付けてはめ込み式にしています。

 ボディ全体の塗色ですが、真っ赤なテカテカ塗装では安っぽく見えてつまらないので、使い古して色あせた雰囲気を出すよう、さび色よりちょっと赤い色を調合してフラットベースを混ぜまずは筆塗りをしました。仕上げに筆ムラをなるべく目立たせないためとデカール保護のためにつや消しクリアーを吹いて表面保護しています。

 搭乗者フィギュアの塗装は小さくて細かい塗り分けですので気が向いたら実行します(笑)。

 なかなか飛行機プラモを作る機会はないのですけれど、大きな失敗をせずに無難に作れましたのでひとまず良かったとしておきます。ただ、この大きさだと手軽な陳列ケースがありませんね〜。どうやって飾ろうかな〜。



1/100 SCALE 改良強化型
ジオン軍モビルスーツ グフ バンダイ 800円



●製品仕様

 初期ガンプラブームの時に発売されていたプラモ(若いガンプラ世代の方は旧キットまたはモナカキットというらしいですね)です。改良強化型という名称?!が何とも「ザクとは違うんだよ」という感じがでていてなかなかいかしてます。購入してから10数年が経ち、白いのと赤いのばかり作ってきたのでたまには青いのをということで何となく重い腰を上げぼちぼちと制作開始。

 塗装が必要なキットだし、そのまま組み立てると古いキットが故にあちこち手を加えないと格好悪い出来映え必至なのでなかなかやる気が出ず(要するに面倒くさい・・笑)、ズルズルと何年かをまたぎ、ようやく完成させました。

 肩、腕、肘、膝、足首などの各関節が一応可動式。同シリーズのザクよりは足の付け根や足首がわりと自由で立ちポーズもいくらか自然な印象です。

 プロポーションは素組でいくとなるとお腹の胴回りが短く不自然な感じなので最近のMGグフなどの完成例を参考に胴(お腹)を作成する予定。また、左手の指マシンガン?!が直列になっていて格好悪いので親指だけでも別付けにして手のひららしく作り替えたいと思います。

 あとはお顔の目のアタリが少々間抜けな感じなので余ったランナーやプラ板を駆使して少しだけ改造しようと思います。

●作品紹介

 今回、胴体のパーツの合わせ目は逆にワザと目立つように切り口を斜めに削りスジを強調。(最近のMG何かもそうですね)

 左手の指マシンガンの親指は削り落として代わりに長いムチは不要なのでその先っちょを親指として拝借。大きさといいバランスといい、丁度イイカンジ。各指の穴はピンバイスで穴を明け、中を黒く着色。

 スカートまわりは筋彫り表現が浅いのでカッターなどで削って強調しました。

 お顔はおめめの広すぎる開口部の両端をランナーの余りを使って狭くして、中央は悪者っぽくでっぱりを付けました(このモデルではこのでっぱり表現がなされていません。)

 胴回りは造形に沿って強引にかつ丁寧にカッタースジを入れながら切断し、延長材としてそこいらにあったボール紙に瞬接を染み込ませ補強したものを円柱状(断面は角丸長方形のイメージ)にして延長しました。

 あとはフツーに組み立てて筆塗り!!(省略しすぎ)盾もマスキングが面倒なので息を止めて直塗り!!わりと上手くいきましたよ。

 ちょっと筆ムラが目立ちましたが仕上げに艶消しクリアーを吹いてやればさほど目立ちません。筋彫り部分が多いキットですのでスミ差しもきちんと施します。今回はちょっと遊んでフラットブラウンをチョンチョンと細筆塗りして錆の表現も加えてみました。



1/60 BIG SCALE
RX-78 MOBILE SUIT GUNDAM バンダイ 2000円




●製品仕様

 ガンダムのプラモです。私は一応平和主義者なので兵器とかは大嫌いなのですが、ガンダム(RX-78-2)の形状は私の趣向にぴったりはまってしまいました。だからして宇宙戦争を主体としたアニメの方のストーリーは私にとってはどうでもいい感じで、とにかくかっこいいメカを作りたい!手元に置いておきたい!という欲求からこのガンダムを購入し、作成しました。

 ガンダムのプラモと言えば思い出があります。私が中学生の頃、丁度ガンダムプラモが大ブームで市場には品薄状態が続いていました。とりわけ1/144の300円のガンダムは安価だし可動箇所も多くて大人気で、当時これを入手するためには模型屋等で予約して運がよければ購入できるというくらい入手困難でした。私もこのガンダムを近所の模型屋やプラモを扱っている雑貨屋に予約して回ったのですが、結局当時は入手出来ずじまいでした。

 社会人になった頃、ようやくブームも幾分落ちつき、ずっと望んでいた300円のものではなく、子どもの頃よりはお小遣いが多少あるので大きい1/60の方を奮発してみました(笑)。

 キットの概要ですがガンプラの中でも初期のもので、組立には接着剤を使います。色プラという概念も当時は無く、ガンダム本体の成型色は足先、腹部の赤以外は白一色なので設定色にするためには必ず塗装が必要となります。当然お顔もきっちり塗り分けなくてはなりません。大型プラモですがパーツ数はあまり多くなく小さいサイズのプラモがそのまま大きくなったような印象でディテールも大型プラモだからといって細かくなっているわけではありません。可動箇所も300円のものとさほど変わりません。組み上げると全長が30センチ近くになります。

 手の造形はこの当時のロボットものプラモデルの傾向なのですがグーの形の手に浅い指の造形、武器を持たせるため挿入穴が開いています。この大型プラモでも同様で武器やタテを持たせるための穴ボコが空いています。これは購入時から何とかしたいと思っていました。

●作品紹介



 憧れの初ガンダム!!ありがたく作らせていただきました。

 気になっている手の表現ですが、やはり「グーに穴ボコ」が気に入らないので頑張ってキットの手のパーツをベースにパテを盛ってデザインカッター等で彫刻を施しディテールアップしました。

 ボディの塗装は筆塗りでまず設定色をコテコテと塗り、汚しは当時流行っていた擦れた部分に金属が見えるように表現した塗装方法で行っています。戦闘でぶつかったり擦れたりして塗装が削れる部分を想定し、その箇所にシルバーを筆で乗せて中から金属がむき出しになっているのを表現します。模型雑誌に当時、このような方法が紹介されていました。

 シールドは手に持たせるのではなく、ランナーを使ってポッチを作りこれをシールド側に、腕側には別のガンプラの余ったポリパーツを埋め込みポッチを挿入する事で腕に接続する改造を施しました。

 最近になって、現在のガンプラの立ち姿に近づけるためお尻(足の付け根)を少し削り、気持ち膝が外に向くようにしました。足を開き気味にし、足首を切断し強引に足の裏の接地面を考慮しながら接着してかっこいいポーズを演出??しました。最後にPGの余ったシールを適当に貼って現代のガンプラっぽく仕上げました。(11.06.22 関節部の塗装や足首に追加工を施して全身画像を取り直しました)




1/60スケール パーフェクトグレードモデル
RX-78-2ガンダム
バンダイ 12,000円



●製品仕様

 アニメガンダムに出てくるモビルスーツの中で私が一番好きなのはやはりこれ、RX-78-2初代ガンダムですね。

 最初の機動戦士ガンダムの放映後、次々といろんなガンダムが出てきますが、シンプルだけどかっこいいコイツにはかなわないと勝手に思っています。

 というわけで長年のガンプラの技術の粋を集めて企画されたこのパーフェクトグレードキット、箱はでっかいわ、パーツ点数は滅茶苦茶多いわでホント究極のガンダムのプラモって感じです。

 しかしながらリリース当時12,000円というプラモのくせに高額商品だったためすぐには手が出ない憧れのプラモでした。

●作品紹介



 キットはランナー数23枚、部品点数630点以上(電撃HOBBY創刊号より引用)と、とんでもなく「作りで」のあるガンプラです。

 部品は多色成形なのでそのまま組み立てても塗装要らず、しかも接着剤も不要で(多少のビス止めあり)ごりごりとパーツをヤスリ、ぱちぱちと地道に組んでいけば手軽?!に出来上がります。

 モデル構成は架空の内部メカを組み立てた後、外側の装甲を取り付けていくという感じ。驚く点は実在していたメカではないのに関わらず、よくもまぁ事細かにメカまでデザインされちゃっている点。

 装甲(カバー)を取り付けた後も、全身に分布する可動式点検ハッチを開けばちゃんと中のメカが拝めるようになってます。

 見た目のメカデザインだけでなく、現代のコンピュータ設計技術を駆使して可動部などにはシリンダーパーツを使ったりとバンダイさんのガンプラに対する意気込みを感じますよ。メカの設定やらデザイン、パーツの取り合いに時間も手間もかかったことと察します。

 頭部には発光ダイオードを内蔵するようになっており、ボタン電池でメインカメラとカメラアイ(目)が光るようになっています。ちょっと残念なのが高額商品にも関わらず目の周りを相変わらず黒いシールで貼る仕様となっている点。ここは黒いプラだと透けるからなのでしょうか?私は塗装の代わりにシールを貼るというのがキライなので他のガンダム同様フラットブラックで塗装しました。目の部分はクリアイエローに。

 このキットの難点(要望)をあげれば、とにかく大きくパーツ点数が多いので腕一本、足一本を組み立てるだけでもかなり時間がかかります。プラモ好きの私でもこれの2対目を作るときは少々うんざりという感じでした。

 腕、足、頭部、胴体の接合部はポリキャップに軟質プラではめ込むようになっているのでボリッとヒンジが折れたりする心配はありませんが、多少の柔らかさが災いしてパーツを押し出してしまい、時々押し込んであげる必要があります(私のだけか)。

 また、組上がったパーツがそれぞれ重いので、ポリのヒンジでは摩擦が少なく支えきれないようで中途半端なポーズで止めると自重で倒れてきます。

 最大の不満点は1/60スケールであるのに装甲の彫り込み(ディテール表現)がMGより控えめ気味。プロポーションは良いのに装甲表面の細密感が今一つで大きなプロポーションの良い玩具のような感じがします。

 余計なことをごしゃごしゃ書きましたが、そうは言っても私にとってPGガンダムは本当に欲しかったガンプラ。なんとか手に入れて組んで手元にあるだけで幸せ気分ですよ。購入するまではホント、コイツをどうやって買おうか思い巡らせたぐらいですから・・・。




ジオン公国軍指揮官用
モビルスーツ MS-06S ザク2
1/100スケール マスターグレードモデル
バンダイ 2500円



●製品仕様

 ジオン軍のモビルスーツは初期のものがかっこいいですね(後期になるとアッガイやズゴックのようにずんぐりしたものが多くなって好きになれません)。その中でもお気に入りなのはザクです。しかも色合いがきれいなピンク色のシャア専用ばかり集めてしまいます。

 というわけでマスターグレードのシャアザクです。

 リリース当時、バンダイがマスターグレードという新ジャンルを発売するにあたってこのザクはかなり気合いが入って開発されたのではないかと思います。初期のキットですがプロポーションも文句無し、ディテールもまずまずではないでしょうか?

●作品紹介



 キットは組立説明書もわかりやすく組み方も特に難しいところはありませんでした。適当に成型色もアニメの設定色に準じて色分けしてあるのでそのまま組み立て塗装無しでも見栄えはします。

 とはいえランナーから切り放したパーツはバリ取りをしないとキレイに仕上がりませんのでヤスリ掛けはした方がよいと思います。

 ヤスリ掛けといえばザクの特長である動力パイプの表現をスプリングとプラの細かなパイプパーツで行っていて、この細かくて大量なプラパーツのヤスリ掛けが大変です。かっこいい完成品を想像しながら下ごしらえのつもりできちんと地道にバリ取りしました(涙)。

 モノアイは箱の完成見本ではピンク色ですが成型色は無色透明のパーツ。これに付属のピンクのシールを貼ってピンク色のモノアイにするようになっています。私は後々塗装で表現したいと考えていますので無色透明のまんまにしてあります(実は長い間このまま放置中)。

 塗装無しでもOKと書きましたが出来ればせっかくの細かな筋彫り表現を活かすためにエナメル塗料でのスミ差しをするとメリハリが出て更にかっこよさがアップします。最後の仕上げにシールを貼りかっこいいシャアザクの出来上がり〜!(武器はめんどくさいのでほとんど組み立てませんでした。)




ジオン公国軍陸戦用
量産型モビルスーツ MS-09 ドム
1/100スケール マスターグレードモデル
バンダイ 4000円



●製品仕様

 マスターグレードのドムのプラモです。ドムは私にとってガンダムの劇中に出てくるモビルスーツの中でも好きなマシンのうちの上位に入ります。足のホバー装置を使って平行移動するなんてすごいアイデアだと思いませんか?

 モデルの方は劇中のマシンを様々なメカ的な考証を加えて内部構造まで表現されているマスターグレードシリーズです。ランナーの総点数は15点もあり、ガンダムなど細身のモビルスーツのモデルよりも多く、従って先行で発売された製品より外箱も一回り大きくなっております。(その分値段も高い・・・)

 パーツはそれぞれ設定色毎にランナー分けされているので塗装をしなくてもかっこいいドムが作れます。但し、モノアイと左胸下の透明パーツは無着色ですので好みによっては塗装が必要です。私の場合はモノアイを付属のシールで、左胸下のレンズはクリアーイエローで筆塗りしました。

 装甲のディテール(筋彫り)は控えめで、ドムの場合は初期のMGガンダムに比べて追加の表現はほとんどありません。

 脚部のホバー装置の殻(赤いパーツ)の部分の表現はたいへん凝っているのですが、装甲をつけてしまうとせっかくのメカデザインが全く見えなくなってしまいます。これがちょっと残念。殻の裏を下から覗くと見える部分はデザイン無しのツルンペタン。(見えるところを凝らないで隠すところに意匠を加える意図がいまいち分かりません。)

 その他のパーツに武器が5種類、パイロットのフィギュア(無塗装)が付属しております。

●作品紹介

 ボディはプロポーションもまずまずなので特に改造もせず普通に組み上げました。パーツのあわせ目もボディの分割線(筋彫り)となるようにうまい具合にパーツ分けしているので合わせ目をヤスリで平らにならす必要もありません。(バリ取りは必要ですよ)

 腕と足は左右対称ですが全く同じものを組み立てるのでちょっと面倒ですが、全体的に組立は難しいところは無く、組み上がれば普通にかっこいいドムが出来上がります。

 出来上がったら付属のシールを貼って仕上げます。シール貼りの指定は前面に集中していて、後ろ姿は凝った筋彫りもなくシンプルな感じなのにあまりシールを貼る指示がありません。バンダイのモデルデザインの方が前面の意匠で力つきてしまったのでしょうか?(笑)

 私は毎度のコトながら本体の組立が出来上がると武器の組立はめんどくさくなり、組立を放棄するか手に持たせるために1つ2つ組み立てて終わりです。今回のドムの場合は背中に装着するヒートサーベルのみです。あとの武器はおっかなくて作る気が起きませんでした。




地球連邦軍白兵戦用モビルスーツ
RX-78-2「ガンダム2号機」マスターグレード
1/100 SCALE バンダイ 2500円



●製品序論

 私が中学生の頃からガンプラはとってもブームになりましたが、当時、私のようなテクの無い人間では実現不可能なことがありました。それは模型雑誌に登場するようなプロポーションの整ったかっこいいガンダムを既存プラモの改造で作ることです。

 あの頃の模型雑誌ではプロモデラー達が持てる技術を駆使してプラモの改造やフルスクラッチでどんどんかっこいいモビルスーツを発表していました。細部を作り込み、プロポーションを整え、可動範囲を増やし、本物のミリタリーマシンのように番号や注意書きのデカールを貼ったりしてリアルな作品が誌面を飾りました。でもあんなプラモを手にするには自分で大改造する以外ありません。

 ところが突如としてバンダイはマスターグレードモデルというプラモデルをRX-78-2(ガンダム)でスタートさせました。こいつを購入して組み立てれば誰でも模型雑誌に出てくるモデラーの作ったようなカッコイイガンプラのプロポーションやディテールを改造なしで再現できるようになったのです。

 私もあまりのかっこよさとパーツの充実度に迷わず即購入しました(あの頃は金があったな〜涙)。

●製品仕様

 組立は基本的にスナップフィットで接着剤要らず。塗装もパーツが設定色通りに作り分けてあるのでそのままでもカラフルなガンダムが出来上がります(目の周りはシールを貼って表現)。当時私は成型色そのまんまっていうのが気に入らなかったので無謀にも筆塗りでコテコテと厚塗り塗装(台無し・・・笑)してしまいました。

 胸の排気ダクトの中にメッシュを仕込むなどボディの見えないところにも細部の表現を施しています(これ外からは見えません・・涙)。また、ふくらはぎや頭部、腕の側面の点検ハッチが開くようになっていて開けると中のメカが見えるというギミックもあります。

 手のパーツ分けは細かくはありませんがグーではなくちゃんと可動しますのでビームサーベルやシールドの取っ手が握ることが出来、武器が装着できます。さらにお尻にはハイパーバズーカを装着できます。

 一つ難点を言わせてもらえばプロポーションやディテールは全然問題ないのですが、私個人の好みとしてはお顔のヘルメットが膨らみすぎているし顔面がやや小さく細すぎるかなと言う印象であまり好きではありません。

 そうは言いつつ全体的にはこのモデル、大満足です。プラモやガンダムに全く興味のないカミサンに「カッコイイね、これ」と言わせたすごい奴(プラモ)なんです。




1/100 SCALE ジオン軍モビルスーツ
シャア専用ザク バンダイ 700円



●製品仕様

 初期ガンプラブームの時に発売されていたプラモです。一応首や肩、腕、肘、膝、足首などの各関節は動くもののまだ「ポリキャップで自在なポーズ」という概念がない時代のものですのでポーズは不自然で固い感じです。

 プラ成型色は大体近似色に色分けがされていますが、そのまま組んだだけでは設定色にはなりませんので必ず塗装が必要となります。

 また、組立の際はスナップフィット方式ではありませんので接着剤を別に購入し、パーツを貼り合わせながら組み立てていきます。

 手の表現はやはり「グー」のまま(右手は引き金を引く形状のモノも付属します)で武器を持たせるために差し込み用の穴が空いています。ここにヒートホークやザクマシンガン、ザクバズーカーといった武器を装着出来るようになっています。

●作品紹介

 組立説明書に従いパーツを貼り合わせて組み上げていきます。その際、極力パーツの合わせ目はヤスリやペーパー掛けをして目立たないようにします。

 手の表現ですが、右手の引き金を引くものはそのまま使えそうなので無加工にしました。左手はやはり穴ボコが目立ちますので穴にパテを盛りカッターナイフで握り拳を造形しました。

 塗装用の塗料は説明書を参考に調合し、筆塗りの痕を目立た無くするためにフラットベース(艶消し添加剤)を混ぜます。塗装は全部組み上げてしまうと塗りづらい箇所がありますので腕上部とかパーツのブロックごとに細々と組上げてから塗っていきました。

 一通り組上がったらエナメル系の艶消し黒をシンナーで薄めたもので筋彫りと造形の凹部分に筆でスミ差しを行い、はみ出た塗料をティシューか綿棒でふき取ります。これにより筋彫りと造形の凹部分が強調され、全身にメリハリがついて幾分ですがかっこ良さがアップします(笑)。

 最後の仕上げにスケールが同じのマスターグレード-ザクの余ったシールを使ってシールチューンを施して完成です。




RX-78-2 GUNDAM 1/144
HG UNIVERSAL CENTURY バンダイ 1000円



●製品仕様

 初期ガンプラブームの旧モデルを見直し、ポリキャップの採用、プロポーションのアップ、細部の再考証、色プラ方式の採用などリアル感を追求したのがHGシリーズなんだそうです。HGUCはそのHGシリーズをリニューアルすることによりさらに格好良くしたキットです。肩関節や腰などの可動範囲を増やして従来のものより様々なシーンのポーズが可能となっています。

 塗装は色プラ方式なので素組のままでもほとんど不要。また全て接着剤不要のはめ込み式なので大人から子供まであらゆる年代で楽しめるキットだと思います。

 このキットの胸部ダクトの形状ですが、現在の主流である外枠のあるデザインではなく、その流れに反し、あえて外枠のないアニメ版のガンダムを意識したものを採用しています。

 手の表現は可動式ではなく「グー」のままで武器を持たせるために差し込み用の穴が空いています。この表現には少々不満があるのですが、スケールが1/144と細かいため私の技術力と相談して穴を塞ぐ改造は今の所諦めてそのままにしてあります(涙)。また、腕部分にもシールドを装着できるように開口部があります(何故か両腕に・・・)。

●作品紹介

 箱の大きさの割に組み上げると意外に小さく出来上がります。プロポーションが良く、パーツの合いもしっかりとしたキットなので小さくても存在感があります。

 塗装は色プラなので基本的には不要なのですが1/144スケールでのパーツ割りの事情かどうかは分かりませんが塗装が必要な部分が若干あります。

 まずはお顔、目の黄色とそのまわり赤は色プラ分けされておりませんのでシールを貼って表現することになっております。しかし私はきちんと塗装により塗り分けました。更にメインカメラとリアカメラをクリアレッドに、60mmバルカンは黄色に色差し塗装し、顔の横の四角いくぼみや頭部全体に施された筋彫りにスミ差し処理をして引き締めます。また、頭の角ですが購入時は安全設計のために丸みと厚みを付けてあり、鋭さがないのでヤスリで削って少し尖らせます。

 お次はへその下あたりの赤いパーツ部分のVマークもパーツ分けされていないのでマスキングして黄色で塗ります。さらに足の付け根部分と臑の開口内部をグレーで塗装します。また、ビームライフルのスコープ?!部分も黄色で塗装してあげます。

 各部の色差しが終わったらエナメル系の艶消し黒をシンナーで薄めたものを全身の細部の筋彫りと造形の凹部分に筆でスミ差しを行います。塗料が完全に乾く前に毛細管現象で染み込んだスミ色を残して、はみ出た塗料をティシューか綿棒でふき取ります。これにより筋彫りと造形の凹部分が強調され、全身にメリハリがついて見ばえが良くなります。

 注意書き表示やナンバーなどの付属のシールはありませんのでシールドやビームライフルを取り付けて完成です。




MS-14S ゲルググ シャア・アズナブル大佐機
1/100スケール マスターグレードモデル
バンダイ 3000円



●製品仕様

 プロポーションと見た目のリアル感を追求したMGシリーズです。各パーツは設定色のプラスチック成型で構成されている色プラ方式なので、素組で無塗装のままでもある程度見ばえのするキットです。全て接着剤不要のはめ込み式なのでスイスイ組み上がっていきます。

 このキットの特徴は他のマスターグレードも共通するのですが内部メカをまず組み上げ、外側に装甲を装着する仕様となっています。モビルスーツはアニメの中の話なので実在しませんが内部メカが実際に存在するかのようにデザインされ、それをプラモデル化しているところがスゴいところです。組み立て説明書にも各部分のメカの架空のデザインと詳細な説明がなされており組み立てる際の気分を盛り立てます(笑)。

 また、通常のプラパーツの他に一部別素材を使用することによって見た目の面白さを演出しています。肩部分の関節を覆うシャバラ状のラバーパーツ、脚部の動力パイプ表現としてメッシュパイプを使用した2ヶ所です。

 キットをよりリアルに仕上げる各注意書き表示のシールも付属しています。これは通常のプラモデルのデカールとは違いビニールシールですが表面が艶消し処理されているのでそのまま貼り付けても余白が余り目立たなくなっています。またジオンのマーク等の表記には転写シールを採用しています。

●作品紹介

 やはり色プラなので素組でドンドン組み上げていきました。パーツの合わせ目に出来るパーティングラインも筋彫りデザインになるように設計されていますので合わせ目消し処理はほとんど不要です。

 色差しした部分は肩の排気口のような部分だけ。セロテープでお手軽マスキングをしてダークグレーで塗りました。おなかのコクピットの丸い扉は本来ピンクに塗るべきなのでしょうけど塗料の調合が面倒なのでやめました(おいおい)。

 全て組み上がったらエナメル系の艶消し黒をシンナーで薄め、全身の細部の筋彫りと造形の凹部分に筆でスミ差しを行います。(内部メカは面倒なのでスミ差しせずそのままです。)完全に塗料が乾く前に染み込んだ色を落とさないようはみ出た部分をティシューか綿棒でふき取ります。これにより全身にメリハリがついて見ばえがUPします。

 仕上げは説明書のとおり付属のシールを貼ります。その際、金定規とカッターを使い、マークぎりぎりに切り込みを入れシールの余白を極力少なくしてから貼り付けます。転写シールはインクのきれたボールペンの先などでビニールの裏側からこすり転写します。シールを定着させるため付属のつるつるした紙を転写した部分の上に乗せて軽く爪の腹などでこすります。これで完成としてしまいました(笑)。




RX-78-2 ガンダム Ver.ONE YEAR WAR 0079
1/100スケール マスターグレードモデル
バンダイ 3200円



●製品仕様

 2005年にリリースされましたMGモデルです。色プラ方式なので各部品は設定色のプラスチック成型で構成されており、素組でも塗装無しでかっこいいガンダムが作れてしまうありがたいキットです。スナップフィットなので基本的に接着剤も不要、小さいお子さんのいる家庭でも安全に模型ライフが楽しめます。

 今回のガンダムの配色ですがバンダイとコナミが共同開発したPS2用ゲームソフトに登場するちょっと砂埃にまみれたような色調を再現しているようです。通常のガンダムより色がくすんだような成型色となっております。

 組立説明書はフルカラーでたいへん見やすくなっており、パーツの切り放し方や各部分の制作の際に使うランナーを表示し使用する部品を赤枠で囲むなど非常に丁寧に解説されています。

 キットの特徴ですが、手足は可動範囲をVer1.5より大きくしたメカ部品の骨組みを組み、装甲を装着していく仕様となっています。装甲の各パーツは本来パーティングラインとなる隣り合った部分が筋彫りデザインとなるように設計されているので、合わせ目消しは基本的に不要となっています。また装甲表面は過剰とも思われるほどゲーム設定通りのデザイン彫り表現となっており、仕上げのスミ差しを行うことによりすばらしいアクセントとなります(膝の表現は過剰すぎるような・・・)。

 胴はコアファイターを埋め込むようなギミックは表現せず、代わりに可動させることを優先しています。全体のプロポーションですが私の主観で見るとパーフェクトグレードをそのまま小さくしたような感じでかっこいいです。

●作品紹介

 色プラなので素組でOK!といいたい所なのですが、頭部の一部にはプラ成型で色分け表現されていない部分が少しありますので、見栄えアップのためそこは色差し塗装をします。

 頭部パーツを組み立てる前にメインカメラとリアカメラをクリアレッドに、60mmバルカンは黄色に色差し塗装。説明書によるとデュアルセンサー(目)とそのまわりの黒はシール貼って処理するようになっていますが、私のようにシールは嫌だという方は目をクリアイエローで、そのまわりの黒は艶消し黒(エナメル系でも可)で面相筆を使い、各色ラッカー系またはアクリル系の塗料で塗ります。

 さらに目のクリアイエローを引き立たせるために本来目の部分に貼るシールを透明パーツの裏から貼り付けます。頭部を組み立てたら目のまわりのスジや口部分のくぼみ等はスミ差し方式で黒色をアクセントとして入れます。

 あとは全身をエナメル系の艶消し黒をシンナーで薄め、細部の筋彫りと造形の凹部に筆でスミ差しを行います。完全に乾く前に染み込んだ色を落とさないよう塗料のはみ出た部分をティシューか綿棒でふき取ります。この作業を行うことにより、一見パステルカラーのように見える配色が浮かび上がった筋彫り表現によって引き締まり、かっこよさがアップします(笑)。ただしこの処理を行う際、各部品の合わせ目などにシンナーが染み込んだままになっているとパーツが割れることがあるので注意が必要です。

 仕上げは付属のステッカー貼ります。私はやりませんが必要ならば表面保護のために半光沢等のクリアコートをかけてやりめでたく完成です。




1/60 BIG SCALE
ジオン軍 重モビルスーツ ドム バンダイ 2500円



●製品仕様

 1/60 ガンダムの姉妹品?!ビッグスケールシリーズのドムです。MS-09ドムは脚部がスカートのように広がり内蔵されたホバーユニットから噴射される圧縮空気により陸上を平行移動するという画期的なモビルスーツです。私はこのどっしりとしたスタイルやデザインにとても惚れ込みました。

 ガンダムと同じかなり初期のプラモですので組立には接着剤を使います。パーツは設定色に準ずる近似色の成型ですが接着剤で貼り合わせていくため継ぎ目が目立ちますので塗装が必要になります。しかしながら適当にパーツが分かれていますので塗り分けは頭部の赤と左胸の丸い部分以外は容易だと思います。

 手はお約束の武器を握るためのアナボコが空いています。但し、右手はジャイアントバズを持たせっぱなしにしますのでこの場合、パテ埋め&彫り込み作業は必要ありません。

 麦球をモノアイに仕込めるようになっており、腹部に電源の乾電池を内蔵させる電池ボックスがついています。モノアイは透明パーツではなくアナボコに付属の紙のシールを貼るだけのお粗末仕様ですので私の場合は非点灯仕様ということで穴を塞いでいます。

 各関節にポリキャップが入りますのでポーズがとれるようになっています。

●作品紹介

 こちらもガンダム同様、ボディは特に改造もせず普通に組み上げましたが、先にも述べましたように貼り合わせに接着剤を使いますので継ぎ目はヤスリやペーパー等で平らにし、目立たなくします。私はめんどくさがり屋なのでパテ盛りなどせず接着剤のはみ出しを利用して継ぎ目消しをしています(いい加減なので消えていないところもありますね)。

 少し手を入れたところはやはり気になっている手「グーに穴ボコ」の修正です。左手のみキットの手のパーツをベースにパテを盛ってデザインカッター等で彫刻を施し穴を塞ぎました。

 ボディの塗装は設定色を筆塗りで大胆にいきましたが、筆ムラが出やすい光沢系なのになぜか塗料の延びが良く割と綺麗に塗れました。派手な汚しは行わず細部の筋彫りと造形の凹凸を強調するためのエナメル薄スミ差しのみ行いました。(あまり施す場所がありませんので分かりづらいですね・・笑)

 仕上げは後に購入したパーフェクトグレードのザクのステッカーの余りでそれっぽくステッカーチューンして終わりです。


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